フォローが詰まる原因は左股関節の内旋不足だった
インパクトからフォローにかけてスムーズに振り抜けない。
引っかけも出るし、プッシュも出る。
フィニッシュが安定せず、腰や左のお尻に違和感が残る。
このような「フォローで詰まる」悩みを持つゴルファーは非常に多く、レッスンでも頻繁に相談されるテーマです。
多くの人は「自分は腰が回らない」と考えますが、実はその理解がズレています。
結論から言えば
フォローが詰まる最大の原因は左股関節の内旋(内ねじり)が止まっていることです。
腰を回すかどうかは問題ではありません。
骨盤の回転は 左太ももの内旋 が起きることで初めてスムーズに行われます。
この基礎構造を知らずに、腰や胸をひねろうとしても、動きは変わらないどころか、代償動作を生んで悪化さえします。
ここでは、なぜ左股関節の内旋不足がスイングを止めてしまうのか、その機能解剖的な理由と改善法を深掘りしていきます。
■ なぜフォローが詰まるのか?
腰が回らないのではなく、太ももが内旋していない
フォローが詰まる人の共通点は、「左股関節を使えていない」という
一点に集約されます。
多くのゴルファーは「腰が回らない」と表現しますが、骨盤は自分の力だけでは勝手に回りません。
骨盤を動かしてくれるのは 股関節の内旋(特に左股関節) です。
左股関節が内旋しないと、
- 左お尻が後ろへ引けない
- 骨盤が回るスペースが作れない
- 上半身が先に開いて手で合わせるしかなくなる
- 結果として引っかけ・プッシュが発生
- フォローに窮屈感が出る
- フィニッシュが安定しない
- 腰痛が出やすい
という完全な悪循環に入り込みます。
これは構造的に必然の結果なのです。
■ 機能解剖学で理解する左内旋の役割
左股関節の内旋に関わる主な筋肉は、
- 内転筋群
- 中臀筋前部線維
- 腹斜筋(内斜筋)
これらが連動することで骨盤は左側へ自然に回り始め、
そこから体幹 → 肩 → 腕 → クラブへと正しい順番の回旋がつながっていきます。
つまり、左股関節の内旋とは、
✔ フォロー方向へ身体が通る道を作る動き
✔ フェースを腕で返さなくても自然とスクエアに戻る動き
✔ 軸を保ちながらフィニッシュまで振り抜くための基盤
という、本質的で欠かせない動きなのです。
内旋が止まるということは、
道が塞がれ、骨盤が動けなくなる
ということ。
それでは振り切れるわけがありません。
■ 左内旋が止まると起きる典型的なエラー
- インパクト後に身体が詰まる
→ 左お尻が後ろに逃げないため、行き場がなくなる - 手先が先に動いてフェースを合わせにいく
→ 引っかけ・プッシュが混在する二重ミスに - フィニッシュが不安定
→ 左股関節で支えられないため、倒れたりよろけやすい - 腰痛・左尻痛
→ 代償で腰椎が過伸展し、負荷が集中する
どれも「左内旋が出ない」ことが根っこにあります。
■ 左内旋を取り戻す体幹安定×股関節内旋ドリル
フォローが詰まる人が最優先すべきは、
「体幹を安定させたまま左股関節を内旋できるか」のチェックです。
以下のドリルが最も効果的です。
●【ドリル手順】
- つま先を立てた状態で座る
- 両手のひらを膝の上に置き、体幹を安定
- 左脚を横に立て、左手を膝前に“内向き”でつく
- 軽くお腹を引き込む(腹圧セット)
- この状態で、左膝を太ももの付け根から内ねじりで倒す
ポイントは、
「膝を倒す」のではなく、
大腿骨(太ももの骨)が内旋する感覚を出すこと。
前から見ればペタっと倒れる動きですが、
本質は「股関節から内へねじる」ことにあります。
●【このドリルで得られる効果】
- 左股関節の内旋可動性が戻る
- 左お尻が自然に後ろへ引けるようになる
- フォローの通り道が広がる
- インパクト後の詰まりが取れる
- 手先で返す動作が減り、球筋が安定
- フィニッシュが力まず取れる
- 腰の負担が激減
フォローの窮屈感がなくなり、
「あ、こんなに楽に振り抜けるんだ」
という感覚を得られます。
■ まとめ
左股関節の内旋は「振り切れるスイング」の入口
- フォローが詰まる
- 引っかけ・プッシュが両方出る
- 腰や左お尻が痛い
- フィニッシュが不安定
これらはすべて 左股関節の内旋不足 が根本原因です。
内旋が出ないと骨盤が回らないため、
どれだけ腰を回そうとしても動きは変わりません。
今日のドリルは、
体幹の安定を保ったまま左内旋を使える最もシンプルで効果的な方法です。
ぜひ練習前に左右ともチェックし、
弱い側は数回多めに行ってみてください。
振り切れるフォロー、安定したフィニッシュ、
そして再現性の高いスイングは 左股関節の内旋から始まります。
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